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| 【コラム】問われる資質 |
米軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)の移設問題を巡り、鳩山首相の発言がブレている。 いや、正確に言うとブレたのではなく、当初から定まっていなかったようにさえ思う。
3月に行われた自民党の谷垣総裁との党首討論で、普天間基地の移設先について、鳩山首相が「腹案は用意している」と何度も強調したにも関わらず、4月も終わろうかというこの時期になっても未だに腹案を示す気配がない。挙句に、21日の党首討論では徳之島への移設案は腹案かどうかも言えないとの言葉を口にした。こうなると、本当に腹案なんてあったのだろうかといぶかりたくもなる。
重要課題の解決をこれまで先送りし続けてきた鳩山政権。先日の党首討論では、「普天間問題を5月末に解決すると職を賭して決意できるのか」と谷垣氏に迫られたが、首相の決死の覚悟を我々国民はついぞ聞くことができなかった。鳩山首相自らが言い出した5月末までに、決着できなかった場合の責任論すら示すことができない首相が、我が国のリーダーであり続けることが果たして我々国民にとって幸せなのだろうか。リーダーとしての、いや政治家として資質が今問われている。
総理!せめて最後の引き際くらいは、国民を納得させてはくれまいか。
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| 【コラム】あの夏の決断 |
政権が代わり、鳩山首相の所信表明をようやく聞くことができた。
夫人を伴っての外遊やファッションショーやらにいささか辟易していただけに、首相としての鳩山氏の言葉を待ち望んでいた国民は多かったことだろう。
しかしすでに、閣内不一致ともとれる閣僚の発言が目立ち、未だ機能どころか準備も滞ったままの感も否めない国家戦略室や行政刷新会議の有り様は残念である。中でも、キーマンと目される小沢一郎幹事長の意向や発言が見え隠れする度に、権力の二重構造を勘繰りたくもなり、これでは鳩山内閣が小沢氏の「影の内閣(シャドーキャビネット)」のようにさえ思えてならない。
政権与党の中心は、自民党から民主党に代わりはしたが、看板と役者が代わっただけで肝心の芝居の中身やアドリブさえも同じでは、客席に座る国民はすぐに飽きてしまうだろう。 あの夏の選挙で、我々国民は今までとは違う舞台を見ようと期待を込めて、古い看板を降ろす決断をしたのである。まだ舞台は始まったばかりだ。その期待に応えてくれることを信じて、もうしばらくは次々と幕が上がるのを楽しみに待つことにしよう。
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| 【コラム】さぁ、選挙へ |
明日は衆議院議員選挙の投票日である。 さて気になるその行方だが、全国的に民主の勢いが止まらないらしい。だからといって、街全体が「政権交代」で盛り上がっているかといえば、そんな気配もない。有権者は投票日まで、各党や各候補の政策を目を凝らして見比べているのだろうか。それとも、すっかりシラけてしまっているのだろうか。 各政党や候補者に目をやっても、やれ個人演説会だの、やれミニ集会だの威勢はいいものの党員や団体から動員された顔ぶれが多く、政党の政策や候補者の人柄、人物像がほとんどの有権者に伝わっていないのが実状だ。このままでは、自民党はいつまでたっても組織型選挙を、民主党は風頼みを脱却できないだろう。これでは、またいつの日か「小泉劇場」が、座長が誰かに替わって再演されたりすれば、その舞台の主役に多くの有権者は目を奪われかねない。 しかしそもそも、その舞台の主役は有権者であり国民であることを忘れてはならない。地縁、血縁、ムードや風に流されるのが日本の選挙ならば、この国に選挙によってもたらされる本当の民主主義など根付きはしないだろう。 国民の願いを政策に反映し、それを実行する力量や政治家としての魅力が備わっているかを、有権者が見極めるためには、一票の格差を是正することや、現在規制されているインターネットでの選挙運動や有権者による演説会など現状を改める必要もあるだろう。筆者は今回の選挙後に、選挙制度そのものを見直す気運を議員自らが高めてくれることに期待したい。 大切な一票を、これまでの実績に投じるのも、未来へ託すのも貴いひとつの選択である。 さぁ、選挙へ行こう。
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| 【コラム】市長選・乱立戦の後で |
今回の市長選挙の投票率は44.89%で、前回より2.30ポイント下回った。大きな争点がなかったといわれるが、5人が立候補するという乱立模様の選挙戦は、有権者に「分かりにくい」と映ったようだ。各政党の県議や市議が、各々別の候補者を支援したことにより、自民や民主ですら政党色を前面に出せなくなってしまったことも、「分かりにくさ」を助長したように思う。 政党に属する政治家たるもの、地域や支持者のしがらみを断ってでも政策を協議し、政党として勝てる候補の擁立に向けて模索するべきであると考える。その意味では自民党彦根市支部が、いち早く獅山氏を推薦し、保守系の市議が支援できる体制を整えたことは、政党としての役割を一定果たしたといえるのかもしれない。結果的に、やや分かりやすかった獅山氏が薄氷の勝利を手中に収めたことにつながったように思う。 当選した獅山氏が獲得した票数は、投票者の約25%。候補者が乱立した結果とはいえ、充分な信任票とは言い難い。同氏の政治手法は、強力な味方を惹きつけやすい反面、手強い敵も作りやすい。3期目の船出は多難ではあるが、持ち前の楽天的かつ長期的なな思考で、市民が安心して暮らせる彦根市を築いてもらいたいと願う。
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| 【コラム】さもしくないつかい道 |
彦根市でもようやく4月から、定額給付金の支給が始まる。 1月に大手新聞社が行った世論調査では、定額給付金について回答者の6割以上が「やめた方がよい」と答えていたと記憶しているが、今やそれを待ち望んでいる人の方が多いことは言うに及ばず、「支給が遅い」という声まで聞こえてくるから不思議である。 しかし、だからといって麻生内閣の目玉のひとつとも言える定額給付金が成功したとはまだ言い切れない。総額2兆円の現金が市中に出回り、大型商品の購入やレジャー費に消費されれば、首相が唱える景気の刺激策になるだろうが、概ね生活費の一部に使われるだけのはかない運命のように思える。 今後、定額給付金を当て込んだ商品の導入や、商店街のプレミアム付商品券など、利用価値のあるメニューがどんどん出てくる一方で、他人様の懐を狙った給付金詐欺も横行するだろう。 ムダづかいを奨励するつもりはないが、消費マインドが冷え込んだ日本の経済を、すべての国民に行き渡る定額給付金を使ってパッと明るくしてもらいたいものである。 筆者とて、生活費の一部に繰り入れたい気持ちは山々だが、少なくともあの人に「さもしい」などと言われないようなつかい道をするつもりである。
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